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【MH3】怪物狩猟人・備忘録 ブログトップ
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装備増強のために生きる者 [【MH3】怪物狩猟人・備忘録]


 上位になったからといって、モンスターハンター2の時のような下位とのすごい難度の格差は感じませんね。
雑魚も少ないので、普通にそれまで通りに狩れます。
 ただ、受けるダメージはかなりキツくなっているので下位の防具のままでは最初はよくても上位リオレイアあたりからヤバくなってきます。
 最初はもっぱらロアルドロスやクルペッコさんを狩って素材集め&お金稼ぎ。
下位とは微妙に大型モンスターの登場ステージが変わっていて違う戦略が求められる場面もあります。

MH014.jpg


 上位になると掘れる鉱石などが増え、モンスター素材も「上皮」とか「堅殻」とか上質そうなものが剥ぎ取れ、より防御力のあるG装備が作れるわけですが。
 素材がある程度貯まってもお金が足らない
仕方なく15個〜20個を残して売り払い、お金を確保。
それなりに強い武器が作れるようになってきましたが、防具はそうポンポンと作れないのが実情。
私の場合は、耳栓と体力+50が発動するレイアG装備を愛用する事になります。
鎧玉を惜しげも無くつぎ込み、防御力は300を越えました。
しかし、どうしてもレイアGヘルムが作れない
そう、リオレイアの紅玉が1つも出ないのです。
おっかしーなー。
逆鱗は割りとポンポン出るのになぁ。
なんだかんだとやるうちにHRは40。
 緊急クエストはレイアとレウス2匹を同時に狩る孤島のクエスト。
これは慣れたものなので、あっさりとHR41になりました。
がんばってどんどんクリアしていきます。

 上位といえば、ヤツですね。
そう。
恐暴竜イビルジョーです。
最初に遭遇した時はやはりビビリましたが、意外に動きはモッタリさんでのろまな感じなので、うかつに近寄らなければそれほど問題はない感じ。
 やたら迫力があるので、いつもジョーとの戦いは避けて標的のモンスターに集中しています。
ついでで倒せるほど甘い相手ではないと聞きますし。
いつか倒す日も来るでしょう。
じっくり装備を固めてヤツに挑みます。
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ヘイ、ジョーイ! [【MH3】怪物狩猟人・備忘録]

 何度目の挑戦だったのか、もう憶えていない。
ハンターランク31以上は俗に「上位」と呼ばれ、それまでの「下位」とは比べ物にならない困難なクエストが待ち受けるという。
 下位での仕事はやりつくした感のあるオレは、上位へのステップアップを図っていた。
上位へ上がるための緊急クエストは「峯山龍ジエン・モーランの討伐もしくは撃退」
だが。
すでに上位にいる頼れる仲間と時間が合わなかったり、風邪をひいてしまってクエストどころではなかったり、挑戦するもののパーティが3ダウンしてクエスト失敗など、どうもうまくいかなかった。
 体調が戻ったある日、オレは求人区で募集してみる事にした。
ちょうど★4緊急の貼り紙があったのでパーティに入ってみる。
2人の上位への昇格を手伝い、今度はオレの番だった。
しかし、それまで一緒に戦ったハンターが2人抜けてしまい、2人きりになってしまった。
残ったヤツはジョーイという名で、ファンキーな物言いが気になるが、義理堅いヤツだ。
 しばらく飛び入りするハンターを待ってみたが、誰も入って来る様子はない。
たった2人ではジエン・モーランの撃退も覚束ない。
なんてこった!
 そこでこの街のハンターの入出を管理するギルド事務所に知り合いのハンターがいないか問い合わせてみた。
するとフレンドのmelize(メリ蔵)がいたので声を掛けてみた。
彼はすぐ来てくれたが、募集の貼り紙を見るなり、
「おいおい、書いてある契約内容じゃ、このメライズ様は参加できないぜ」
 と、肩をすくめて見せた。
 よく見ると、募集の貼り紙には「下位ハンター限定」の文字。
上位の頼れる人が飛び入りでパーティに入って来れないわけだ!
 そこでオレは、自ら求人区でパーティ結成の募集要項の書類を書いた。
ロックラックシティはこう見えて厳格な契約社会なのだ。
書類の不備は許されない。
 オレとメリ蔵とジョーイ。
そして間もなく貼り紙を見てパーティに入って来たモニカと共にオレの緊急クエスト、上位に上がるための試験的クエストに出発する。

 ベテランハンター2人がいると、火力は圧倒的だった。
普通に戦っていたつもりだが、決戦ステージに移行するまでに峯山龍の2つの巨大龍牙は折れていた。
 場面は移って決戦場。
みんな巧みに砂上狩猟船の設備を遣うので、迫り来るジエン・モーランはなかなか船に近寄れない。
ベテラン2人は強力な武器で腕破壊を狙い、着実にダメージを与えていった。
オレとジョーイは必死で大砲の玉を運んでは撃つ。
 時間切れまで5分近くを余して、ジエン・モーランは砂上にどうと倒れた。
「おおおお。初めて討伐できたーっ」
 ベテラン組はもう当然のように剥ぎ取っている。
興奮して近寄り、剥ぎ取りを始めるオレとジョーイ。
どこが剥ぎ取りが容易なポイントかわからないので、オレはメリ蔵の後に付いていく。
焦っていてなんだかわからなかったが、なんとか2ケ所から剥ぎ取りができた。
そして帰還したオレは、めでたく上位ハンターの仲間入りができたのだった。
「恩は返したぜ、キース。じゃあな!」
「お、おい。待てよ。ヘイ、ジョーイ!」
 正式な礼を言う前にジョーイは去っていった。
目的を果たしたパーティは解散となる。
個々に別れる事になる狩猟仲間たち。
いつしかまた共に狩る事もあるだろう。
メリ蔵がニヤリと笑って肩を叩いた。
「上位へようこそ!」


 ロックラックの道具売りや素材売り、工房の人々などが心ばかりの祝いの品をくれた。
すぐに消費してしまうような物だったが、貧乏ハンターにはありがたい。
 上位のモンスターから受けるダメージは今までの比ではないので、手っ取り早く防御力を確保するにはGシリーズの防具をなんとしても揃えなければならない。
下位防具では今の時点でいいところまで強化しても1ケ所30そこそこの防御力だが、上位のGがつく防具は最初から40〜60くらいが当たり前。
5ケ所揃えれば段違いの防御力となる。
まずは素材集めだな。
また採取装備に身を固めてピッケルと虫アミのお世話にならねばなるまい。

 クエスト前に採る食事は重要だ。
料理の上手いアイルー(猫人族)が作ってくれる飯。
通称、ネコ飯。
 料金はかかるが、体力や防御が伸びたりして重宝する。
長丁場になりそうな時はスタミナが増える食材をチョイスしたり、非常に助かっている。
おまけに、ネコスキルもいくつか発動する。
半分くらいは本当にオマケ程度の効果で、あまり役に立たないものもある。
しかし中にはダメージを軽減したり、スタミナ消費を半減させたり、報酬の素材を増やすものもあって毎回ネコ飯を食べる価値は充分にあると思う。
 上位になって追加されるのが「秘境探索術」だ。
通常、5%程度の僅かな確率で上位のクエストの開始前に行ける事があるらしいが、この秘境探索術というネコスキルが発動すれば確実に行ける。

013.jpg


 メリ蔵のアドバイスで、まずは「デプスライト鉱石」「カブレライト鉱石」が安定して掘れる水没林へ行くと良いとの事だった。
クエストは飛甲虫20匹退治するクエストか、水生獣ルドロスを9匹狩るクエストが簡単でいいと教えてくれた。
行くぜ、上位。
オレのハンター人生、はじまったばかりっ!
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マニアック狩猟団〜夢幻十夜:02 [【MH3】怪物狩猟人・備忘録]

02:ハンターと砂漠クジラ


 こんな人に会った。


 砂漠のただ中に存在するハンターの狩猟中継都市ロックラック。
砂塵を蹴って帆船が行き交い、空には遥か遠隔地を目指す飛行船がハンターたちを運ぶ。
 今、ロックラックの街は砂嵐に包まれていた。
月に1度程度の確率で、この街は砂嵐に襲われる。
巻き上がる砂は人々の交易を阻害し、多くの民を引き蘢らせる事になる。
が、それは同時に街へ大きな恩恵をもたらすものなのだ。
 連綿と紡がれる街の記録。
古代よりこの砂漠には巨大な“龍”が住み、砂嵐の時にだけ現れて大いなる恵みを街にもたらす。


キース(以下キ):こんばんはー、ご一緒して良いですか?

イエハブ〔仮名〕(以下イ):こんばんは、鯨を狩りに行きますがよろしいですかな?

キ:峯山龍ジエン・モーランですね。了解しました!

イ:その答えを待っていた。あの白い砂鯨めは、わしの片目と片足を奪っていった憎き仇!

キ:ははぁ。どうやら私はメルヴィルの小説『白鯨』※1の世界に迷い込んだ、というわけですね、船長。

イ:根も葉もないが、そういう事でよろしくじゃ!

キ:はいはい、じゃあ私の事はキィシュマルとお呼び下さい。※2


 ハンター4人で砂漠を渡る狩猟用帆船に乗り込む。
砂の海原から巨大な2本の牙が突出し、峯山龍ジエン・モーランがその雄大な姿を見せる。
序盤はバリスタ弾を集めたり、大砲を撃ったりなど地味に動きつつ隙を見てはチャット。

012.jpg


キ:船長! モビーディック※3が右舷に出現っ。

イ:おおう、それではもろに『白鯨』なのでジエン・モーランでおk。わしの名もエイハブじゃなくてイエハブじゃし!

キ:失礼しました、まがいものの船長。ところで『白鯨』って船長と鯨の対決ばかりが有名ですけど、前半から中盤までほとんど鯨の蘊蓄なんですよねー。

イ:古典小説じゃからのー。特に初っ端から盛り上げようという「つかみ」の発想などなかったんじゃのぉ。人名などを分析すると旧約聖書からの拝借や出典があったりするし、捕鯨がさかんだった時代らしく乱獲に対する批判なども込めてあって、かなり計算された小説だとわかる。

キ:ふむふむ。そう言えば、こうした鯨のような巨大生物が登場する小説は多いですね。私が憶えているだけでも3つ4つ浮かびます。

イ:ほほう、たとえば?

キ:そうですね、まずはロバート・F・ヤング『ジョナサンと宇宙クジラ』※4などは?

イ:それもけっこう古いSF小説ですな。割りと明るい話だったかのぉ。

キ:一番外せないのは、ブルース・スターリング『塵クジラの海』※5ですね。

イ:おお、渋いのを知っておるのぉ。SFニューウェーブの若手旗手にして今やサイバーパンク※6の大御所といった感じの作家が、自分で言うところの若気の至りで書いた初の長編小説じゃったかな。

キ:本人はファンタジー小説を見下すようなポーズをとっていた、超硬派なSF作家という位置づけに収まってましたからねー(笑)。まさか処女長編でファンタジーを書いてたんなて言い出せなかったんでしょうねー。

イ:『塵クジラの海』の場合は、鯨から希少な麻薬が取れるという設定じゃったかな?

キ:そうですね。ジャンキー仲間の代表として蟹工船みたいなノリの狩猟船に料理人として乗り込む事になった主人公が砂にまみれた冒険と異質な恋の果て、帰還する話でしたね。オチ的になんとも退廃的で喪失感の残る寂しげな締め方だったので印象的です。決して恥じるような作品じゃないと思うんですけどねー(笑)

イ:時代が許さなかったのじゃのぅw

キ:ええ。他にもアーシュラ・K・ル=グィンの短編に鯨のような生物の密猟を監視する主人公の話などがありましたね。大きな恵みを得られる生き物を巡る正義と葛藤というテーマは欧米ではかなりポピュラーなようです。


 高速で砂上を走る狩猟船上での戦いが15分ほど経った頃、舞台は決戦ステージに移行する。
砂漠の彼方からジエン・モーランの巨影が迫り来る。


イ:ところでまだ大本命が出ておらんような。

キ:む、たぶん船長の言いたい作品はわかります。

イ:ほほうw

キ:フランク・ハーバート《デューン》シリーズ※7ですね。

イ:その通り! わしはの。映画『砂の惑星』※8が大好きでの。

キ:デヴィッド・リンチ監督がやりたい放題やった映画※9ですからね。未完っぽい終わり方で原作とはかけ離れてますけど、耽美で陰湿なリンチ作品の雰囲気の良さは光っていると思いますよ。

イ:そうそう。ダークでありゴシックでありSFな雰囲気がたまらんのじゃよ。あれに出て来る巨大ミミズがいたじゃろ?

キ:ああ、サンドワーム※10ですねー。鯨とは似ても似つかないですけど、砂漠の民に恩恵をもたらす設定はジエン・モーランと合致しますね。あの砂漠からズドーーーン!と現れたり潜り込む映像は、明らかにジエン・モーランも影響を受けていますしね。


 ジエン・モーランの龍牙を2本とも折り、斜めに向きを変えて設置してある撃龍槍を当ててBGMが勝利っぽい音楽になったものの、時間切れで「撃退」となる。
峯山龍は砂を豪快に掻いて去っていった。
イエハブ船長は非常に悔しがっていた。
 その後、何度か挑戦するもすべて「撃退」
完全に息の根を止める「討伐」とはならなかった。
 キースを含め、他の戦士ともども休息を必要としていた。
他の2名が去り、装備品を片付けていたキースも船長に別れを告げようと酒場に戻った。
見れば船長は1人でクエストを受託して出発しようとしている。


キ:せ、船長。たった1人で何ができます! あの砂鯨を相手に無茶です。仲間を募ってください!

イ:ヤツを狩るのが、わし。ヤツを狩らないわしなど、わしではない。少なくとも、この砂嵐の間は、な……。元気でな。おやすみ、キィシュマル!


 船長は一人で出発していった。
誰もいなくなった発着所前で、キースはひとり佇み、深々と頭を下げ続けたのだった。

マニアックな注釈を読む→


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【岩幸学園 風紀委員会 議事録】02 [【MH3】怪物狩猟人・備忘録]

 いやぁ〜、まいった!
東京に行って山手線とか乗りましたら、その数日後に風邪をひきまして。
最初は微熱が2日ほど続いて、特にひどい症状もなく安静にしていれば治るかな………と思ったら大間違い。
その発熱2日目の晩にいきなり39度超え。
やべえ!
インフルエンザだったらどうしよう!
次の日、近所のお医者さんで検査しましたら、インフルエンザは陰性。
ただの風邪……にしては非常にキツい発熱が待っていました。
三晩続けて39度超えの高熱でヒィヒィ言ってました。
幸い、咳と痰はほとんどなかったので息苦しくなったりなどはなかったのですが、かなり激しい風邪でした。
今はやっと全治して爽快です。
手洗いとうがいは徹底したいですね。
みなさんもお気をつけ下さい。

 さて、実にどうでもいいモンハン3をパロディにした小説の続きです。
このゲームに出てくるモンスターが不良学生だったら?
いわゆる、不良漫画的な世界とモンハンの世界を折衷したらどーなるんだろう?
などと、くだらない事を考えているうちに勢いで書き出したものです。
読みたい人だけ読んでください。ええ。
好評なら……続く……のか?
 では、後半をどうぞ。




     第一話『火竜高校アベック事件』——後編




第1話の続きを読む→


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【岩幸学園 風紀委員会 議事録】01 [【MH3】怪物狩猟人・備忘録]

 暴力の吹き荒れる門半シティ。
一歩その町に入れば、己の力を誇示し縄張り争いを繰り広げる不良学生たちの姿を見る事になるだろう。
 かかる事態に、若者の力には若者の力で対抗しようという岩幸町3丁目に存在する岩幸学園の理事たちによる総意で、風紀委員会所属の《対外不良学生対策チーム》が発足した!

・剣道部の幽霊部員キース!
・生徒会書記で簿記2級のジュナ!
・学生運動「全猟党」元指導者で保護観察処分中のメァル!
・風紀委員会顧問のブラック教師ジオ!

 特命を帯びた生徒3人+教師1人は、立ちふさがる野獣のごとき不良に対し、毅然たる意志で狩りを執行するっっっ!



     第一話『火竜高校アベック事件』——前編


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大海原の小さな村 [【MH3】怪物狩猟人・備忘録]

 奇妙な仮面をつける小人族の子供で、村での狩りのパートナーだったチャチャが行方不明になって数日。
村の人は心配するなと言うが、いないと困る。
囮になってくれたり回復してくれるのでべんり……あわわ、なくてはならない存在だ。
いつまで居ないつもりだろう。
仕方なく1人でラギアクルス捕獲などを受託する。
別段、苦労する事もなくクリア。
やっぱ水中はランス最高!
突進の性能がかなり良いので、地上に上がったラギアには爽快に多段ヒットして気持ちいい。
水中でも人間魚雷みたいに推進するし。
もうチャチャいらん。
その調子でリオレウスやベリオロスもクリア。
リオレウスは「アイシクルスパイク改」で、ベリオロスは「バーンエッジ」でクリア余裕でした!

 鼻歌まじりに村へ戻ると、チャチャが帰還していた。
村人に囲まれていて、武勇談を繰り広げているようだ。
 なんでも、この村は古代遺跡の上に作られているようで、村長のご先祖が代々守ってきたらしい。
こうした古代遺跡を守る一族は他の土地にも居たらしいのだが、月日が経つと共に血が絶えたり遺跡が崩壊するなどして消えていったのだという。
 チャチャは功に焦り、単独でその遺跡を調査しに行って死にそうな目にあったらしい。
そして、巨大な海龍の影を目撃したというのだ。
それがたびたび村を襲った地震の原因であり、各地の遺跡を守る村を崩壊に追い込んだ大海龍らしい。
 農場奥の祠にある謎の像の兜を元に、チャチャの仮面を作る。
素材はすでにあったので、すぐに作る事ができた。
これこそ古代の民族が愛用した水中で長期活動するための仮面。
空気を詰め込んでおけるので、チャチャに頼めばいつでも酸素を確保できるわけだ。
出発前のチャチャの食事に、ニンニクなど食べないように注意せねばなるまい。

 ギルド仲介娘の話によると、この大海龍はギルドでも手に余る相手らしく、特別調査チームを編成して入念な準備の末、討伐に乗り出すらしい。
 モガの村は危険なので村民は退避するようギルドから命令が出ている。
しかし、皆、ハンターである自分を信じて出て行こうとはしない。

010.jpg

 狩る!
大海龍だろうと、生き物だ。
村を救えるのなら、やってやるさ。
 セガレをはじめとする男衆は現地のテント作りを急ピッチで開始。
ギルド仲介娘は現状報告を誤摩化して、村を放棄しないよう動いている。
連綿と受け継がれた村を安易に捨てるなど、人間の沽券に関わる!
 村民の意思は一致し、自分を全面バックアップ。
あとは装備を点検し、準備を整えて決戦に備えるのみ!
 ギルトは暫定的に古代の大海龍に名前をつけた。
その名は「ナバルデウス」

     ※     ※     ※

 おおー、ちょっと感動だよー。
いいね、こういう地方の小さなピンチを救うエピソード。
世界が破滅するとか宇宙が消滅するとかの途方も無い話じゃなくて、割りと等身大のスケールの危機なのがいい。

 モンハン3の評判をちょっと調べると、モンスターが少ないとか装備品が少ないとか、ボリューム不足の指摘をよく目にします。
確かに、今までのシリーズを遊んで来た熱心なファンとしては少なく感じても仕方ないと思います。
PSPの「ポータブル2ndG」など、とんでもないボリュームですしね。
 Wiiでは初のシリーズだし、全てが新しいフィールドでほとんどが新モンスターであり、装備品もリデザインでスキルやパラメータ調整などもリファイン……となると、下手にボリュームがあってもバランス取りに時間が余計にかかってリリースはもっと遅れたでしょうし、バランス崩壊で所謂、クソゲーになる可能性も高かったのではないでしょうか。
 別段、カプコンを擁護する気はないんですが、今回はこれくらいのボリュームで充分なのでは?と私は思います。
そのうちすぐ『モンスターハンター3G』が出るに決まっています。ええ。
それが商売というもの。
良い作品をリリースしてくれるなら、ファンとしては応援します。

 大海龍との決戦準備の間、ギルドを騙すために通常通りクエストを行えとの事。
じゃあ、ウラガンキンでもクリアしときましょうかね。
 火山。
適当に掘りつつ水ハンマーでガンキンと戯れつつ、轢かれて2死。
やべえ!
 ぬぬう、村クエストとはいえ油断できない。
早め回復を心掛けて、討伐クリア。
ふぃー。

 帰還。
ぬ、ストーリー進展。
ついに大海龍を補足。
ヤツを地下の古代遺跡内部に追い込んで討伐、もしくは撃退するクエストを受注可能に。
いくぜ、ナバル神!
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ワンダラーズ・フロム・火山 [【MH3】怪物狩猟人・備忘録]

 熱いぜ熱いぜ熱くて死ぬぜー!
こんにちは、キースで遊んでいる者です。
オンラインでの★3クエストはだいぶ進み、ハンターランクも30目前。
そろそろ上位(HR30以降)を目指す時期に来たようです。

 さて、★3クエストを見ますと、たまーに《高難度》という文字のついたクエストが現われる時があります。
レイアとレウスが同時に出る孤島クエスト。

009.jpg


ギギネブラ捕獲などがあります。
 そしてある時、聞いた事のないモンスターを狩るクエストが出ている事に気がつきました。

《アグナコトル》

 なんでしょ? これは。
たまたま飛び込んだ部屋で居合わせた人に聞いてみましたが、みんな名前や存在は知っているけど受託した事がない人ばかりでした。
 いいでしょう、いいでしょう。
これはチャレンジの時です。
きっとみんな死ぬ。
《高難度》を唱っている上にまったく知識のない敵を倒すほど難しい事はありません。
しかし、このチャレンジはきっといい思い出になる!
 そう信じて受託。
念のために回復薬+回復薬G+ハチミツ+調合書1&2を持ち、閃光玉も用意。
フレンド同士らしい2人と、後から入って来たハンターさんと4人パーティを組んでいざ出発。


   ~狂乱の熱視線~

 火山到着。
ん?
支給品に「音爆弾」がある。
下位クエストですと、攻略の鍵になるアイテムが支給されているものです。
気になる!
どんな敵なんだ。

 エリア7に移動。
MAP上でいうと、左側の地形が3又になっているエリア。
溶岩獣ウロコトルが何匹も固まって溶岩浴してやがります。
そこへ大剣カタラクトソードを叩き込んで平和を乱すキース。
ヒャッハー! まるで羊狩りだぜぇ〜。
 調子にのっていると、溶岩流からのっしのっしと接近してくる謎の……溶岩の塊?!

こ、これはぁ!!

 ウロコトルちゃんの巨大版ッッッ!
山のようにデカいタツノオトシゴ+トカゲ。
そうか、アグナコトルって、ウロコトルの成体か何かなんですね。
という事は、ウロコトルって赤ちゃんみたいなものなの?
うーむ、なんだかウロコトルが可愛く思えてきました。
口をカタカタ鳴らしたり、溶岩に半身浴してるようなポーズでこっち見てたりするし。
よく見ると愛嬌があって面白い奴らです。
まあ、邪魔なら殺すんですけどね。
 などとアグナコトルの立派な姿に感じ入っている暇は無いのであった。
地面に潜り込んだ後、ほとんど予兆のないダイビング攻撃を何度もしてくる。
ひぃいいいぃぃ!
 溶岩をまとっていて近づくだけでダメージを受けそうに見えるが、別に触っても何もダメージはない。
安心して超接近して溜め攻撃開始。
初見の動きでダメージを受けるのは不可抗力として、普段の動きはそう無茶なものでもない。
攻撃チャンスは割りとある方だと思う。
 と、アグナコトルがちょちょちょっと下がって大きく息を吸い込むような動作をする。
まさか、ブレスか?!
次の瞬間、熱線!!
のわ〜っ、マグマレーザーってか!
でも直線だから平気!
正面に立たなければどうということはない。
くらえ、閃光玉!
 効くのかどうか知らなかったが、どうやら閃光玉は有効のようだ。
目を回している隙にみんなしてボコボコ叩く。
 ふと気づくと、1人離脱していた。
回線不調だったのかしら。
 戦力が減ってしまうのは心もとないが、仕方ない。
すでに仲間が2死していて、いやがおうにも盛り上がってまいりましたーっ!
いける!
みんな初めての相手だけど、うまく立ち回っている。
でもちょっと回復薬が寂しくなってきたなー。
 む?
アグナちゃんが半身を地面から出している。
何をするつもりかわからなかったので、警戒して距離をとる。
 そしてキースは後悔する事になる。
アグナコトルが例の熱線ブレスを吐き出し、あろう事か頭をぐるんぐるんしだす。
当然、熱線レーザーがなぎ払うように大回転。
「こんなの避けれるかーっ」
 でもよく見ると、アグナコトルの胸元に居る仲間はモリモリ攻撃している。
しまった、実は至近距離が安全地帯か。
学習するハンターたち。
 やべえ、もう回復がないよー(;;)
と、泣き言を言いたくなって来た時に、アグナコトルがヒィヒィ言って逃げ出す。
火山山頂まで逃げたようなので、途中で通りがかりに採掘をしつつ上へ!
 眠っていたので近くにシビレ罠を仕掛けてから攻撃。
すぐに捕獲成功しました。
ふー、緊張したー。


   〜歩くタワシ〜

 別の日。
イベントで「幻のウラガンキン」というクエストがありました。
依頼者は「わがままな第3王女」様のようです。
お忍びで色々とやらかすのでハンターがその尻拭い的依頼クエストを投げかけられるのでいい迷わ……あわわ、素晴らしいクライアント様です。
その王女様が火山で目撃された珍しいウラガンキンをペットにしたがっているというのです。
 ウラガンキンと言えば、あの巨大な顎でガンガンキンキン叩かれて潰されたり、全身大回転で挽かれてて大ダメージを受けて何度も死んでしまう嫌死(いやし)の思い出でいっぱいです。
 なんでも、イベントのウラちゃんは小さめだと言うので少し安心して火山に向かいます。
武器は水ハンマーのヴォジャノーイを選択。

 火山到着。
溶岩渦巻くフィールドで、幻のウラちゃんを探してハンターたちは散らばります。
キースがほぼ中央に位置するエリア6に来たとき、ウラガンキンの歩く音がズシンズシン響いていました。
「ぬぅ、どこだっ。どこにいる!」
 あれ〜、音はすれども姿は見えず。
ウラガンキンには発見されているらしく、自分の名前表示の横の睨みアイコンが点滅しています。
キースが辺りを見回しているうちに仲間がみんな集まってきて、「こっちこっち」と呼ばれてしまいました。
………。
「な、なんじゃこりゃーっ(2度目)」
 人間の膝丈くらいしかないウラガンキン。
まるで歩くタワシ。
おいおい、これはいくらなんでもヤリすぎじゃあないですかカプコンさん。
異様に小さいモンスターを相手に、みんなでよってたかってタコ殴り。
しかし。
 いっちょまえに顎でガンガン地面を叩くとダメージは大きいのと変わらないくらい入る。
2mくらい前にいると衝撃で謎の吹き飛ばし現象が起こる。
そう、油断して近づくと死にそうなダメージをすぐ受けてしまうのだ!
「ちょっ、なんだこいつ。すげえ攻撃もってやがる!」
 ファニーな見た目に騙される人々がビビリはじめる。
が、危険なのはほぼその顎叩きだけのようなので、いつしかラーニングしたハンターたちのカモになる。
問題は攻撃対象が小さすぎるので、ハンター同士の攻撃が被ってお互いに吹き飛んでしまったりする間抜けな事態になる事だ。
「駄目よダメ! こいつを倒すには餅つきのような連携が必要よ!」
「わかったわ、キース! 飛ばしてゴメンね!」
「ううん、気にしてないわ。交互にタイミング良く叩くのよ!」
 謎の青春スポコン少女漫画のノリで励まし合うハンターたち。
割りとすんなり倒せて素材ゲット的にお得なイベントです。
みなさんも、是非。
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マニアック狩猟団〜夢幻十夜:01 [【MH3】怪物狩猟人・備忘録]

【01:マウンテンズ&モンスターズ】


 こんな人に会った。


キース(以下キ):こんばんはー、ご一緒して良いですか?
HUNTER(以下ハ):Welcome to the D&D world!
 歓迎の言葉を口にした男に、キースは冷静に応えた。
キ:D&D……すなわちテーブルトーク・ロール・プレイング・ゲーム(TRPG)、電源不要の会話と乱数によって行動判定されるファンタジーゲームの元祖的存在『ダンジョンズ&ドラゴンズ※1』の略称ですね。よろしくお願いします。
ハ:お、話せますね。さよう。そしてカプコンのアーケードゲームの集大成的4人同時プレイ可能なアクションゲームシリーズにおいて100円玉を投入し、プレイヤーボタンを押した時のSE(効果音・音声)でもあるのです。こちらこそ、よろしくです!
キ:ええ、存じています。1作目『タワー・オブ・ドゥーム』が出た時は友人一同、感激して狂ったようにプレイしたものです。続編の『シャドー・オーバー・ミスタラ』はアーケード4人同時プレイものの最高傑作ですね。思えば、カプコンは昔からD&Dを電子ゲーム化する事を目指していたように思うのです。『魔界村※2』シリーズや『マジックソード※3』など、西洋風のファンタジーに傾倒しているのは感じていました。
ハ:然り。D&Dは当時、版権問題をクリアできず、やむなくオリジナル作品として出したと言われるのが『ザ・キング・オブ・ドラゴンズ※4』ですね。
キ:エルフが弓を超至近距離で撃ちまくるシュールな様子がとても味わい深かったですね。
ハ:ええ、私はまるっこくて可愛いドワーフを愛用していました。さらには英国のアーサー王伝説の聖杯探索を主題にした『ナイツ・オブ・ザ・ラウンド※5』などで蓄積されたノウハウが後に版権問題をクリアできたD&D2作のリリースに繋がるのでしょう。カプコンに歴史あり。D&Dはカプコンの珠玉の作と言えましょう。
キ:スライディングゲーム※6ですけどね。
ハ:スライディング万能でしたね。
キ:そういえば、ゲイリー・ガイギャックス氏※7が……。
ハ:昨年、亡くなりましたね。偉大なゲームマンでした。
キ:( ̄人 ̄)合掌
ハ:(-人-)合掌


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 チャットばかりもなんなので、2人でリオレウス討伐クエストへ行く。
クエストスタート。
キ:よろしくお願いしますっ。
ハ:よろしゅう頼みます!
キ:モンスターハンターは、まさにカプコンが作りたかったゲームそのものですね。
ハ:ええ、まさしく。ビデオゲームも3Dの時代になって表現の幅が広がり、非常に説得力のあるグラフィックの大迫力モンスターと戦えるのは嬉しいのですが……。
キ:……仰りたい事はわかります。お仕着せのような物足りなさですね。
ハ:ええ、想像力の余地が減ってしまったのは寂しいですね。映像が奇麗すぎます。
キ:それは時代の流れ。仕方のない事です。なに、まだまだ想像の余地というのは残されているものです。我々はギルドの指定したエリアでしか狩猟を許されていないわけですし、我々の想像でこの世界はまだまだ広がるでしょう。
ハ:とても勇気付けられるお言葉。その通りだと思います。ネットは広大※8です。お、居ました。
キ:草薙素子!っと、ペイントします。
ハ:よくやってくれたわ、バトー。

 ひとしきり戦闘。
リオレウスの空中飛び退き連続ブレスにランスのガードで耐えるハンター氏。
キ:対ブレス判定レジスト(抵抗)! セービングスロー※9成功ですね。
ハ:これぐらいミナガルデ出身なら誰でもできるです!※10 それより、アーマークラス※11を下げないとつらいです!
キ:あー、オレもアーマークラスで言ったらせいぜい7か6ってとこだろうなぁ。※12

 尻尾切断して剥ぎ取りながら。
キ:リオレウスはまさにレッドドラゴンのイメージですよねー。
ハ:うーん、ヤツは腕がなくて翼しかないので……。
キ:あ、そうか。ドラゴンではなくワイバーン※13種になりますね。
ハ:そうですそうです。レッドドラゴンにあたるのはミラバルカン※14でしょうね。
キ:そうでしたそうでした。

 戦いの合間にも、ガンナーはマジックユーザーという事でいいとして、シーフ(盗賊)にあたる片手剣のアクションをもっとトリッキーなものにしてもいいのではないか。バック・スタブやハイド・イン・シャドウ※15などのスキルをもっと体感できるように再現していただきたい! とか、次に新要素を追加するならクレリック(僧侶)にあたる回復系の専門職はどうだろうか、いや、それだとクエストがえらく簡単になりはすまいか、バランスブレイカーになりえる危険な存在であるし、スキルとして用意されている広域+2を付ければ済む話である却下! とか、さすがにマニアックすぎる討議が続けられたので割愛。

 無事にリオレウス討伐完了。
剥ぎ取り後のまったり時間。
ハ:おお、まだからだのふるえがとまらない。リオレウスをたおしたぞ!
キ:あっ、マジクソの勇者だ!

 街に帰り、お別れの時。
キースの方からフレンド登録のお願いをしてみた。
しかし、ハンター氏はフレ登録はしない主義※16とのこと。
キ:最後に聞いて良いですか?
ハ:1つだけですよ!
キ:えー>(°д°)ゞ なんで貴方ほどの方がHUNTERという名前なのですか?
ハ:ロックラックで最もありふれている名前だから……というのは嘘で、キャラクター作成の時に名前欄を見逃してそのまま初めてしまったのです。「名前を変える」という項目がゲームスタート時にあるじゃないですか。じゃあ、いつでもキャラクターの名前を変えられるのかな、と。
キ:ああ、オレも勘違いしていました。セーブファイルを区別するための名前なんですよね、あれ。
ハ:さよう。私は最初からカプコンに負けていたのです。貴君もゆめゆめご油断召されるな。では、ちゃお☆

 ハンター氏が見えなくなっても、キースは深々と頭を下げ続けたのだった。

マニアックな注釈を読む→


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イバラの復讐〜白薔薇の氷竜 [【MH3】怪物狩猟人・備忘録]

 モンスターハンター3は、それまでのシリーズと同一世界でありながら違う土地ではまったく違う生態系と、異なる進化を遂げたモンスターがいる!というコンセプトのようでほとんどが新モンスターです。
 モンスター1体登場させるため増やすと、素材だの防具だの武器だの様々なものを出す必要があるわけで、デザインだの立体化作業だの作り手の視点でみると、膨大なリソース作成にめまいがしそうです。
 それだけに、トライに登場するモンスターはどれも個性豊かで狩り甲斐のある奴らばかり。
まだ見ぬモンスターばかりですので、まだまだ楽しめそうです。

 さて、今回はちょっと小説形式でお届けしようと思います。
酔狂な方、読んでみてください。
けっこう長いので「続きを読む」形式にします。
挿絵は、要望があれば追加したいと思います。
コメントによろしくです、はい。

続きを読む→


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あくまで毒々モンスター※1 [【MH3】怪物狩猟人・備忘録]

■前回までのあらすじ
 見渡す限りの白銀の氷塊と岩石。
不変の極寒が支配する静寂の世界、凍土。
 新米ハンター、キースは初めての凍土での依頼に「血石」納品のクエストを選んだ。
採掘だけに集中していけば、バギィなどの雑魚モンスターを躱して楽に達成できると思ったからだ。
 採掘は順調だった。
暗闇の洞窟では設置された篝火にたいまつで火をつけ、光を確保した。
襲い来るバギィもマメにたいまつで追い払い、しばらくはこのクエストで日銭を稼ごうと考えていた時であった。
ヤツが現れた。
 「それ」は名状しがたき姿であった。
軟体質のブヨブヨした表皮を持ち、退化した翼腕と、擂り粉木のような巨大な口を持つ目のない頭。
洞窟内での「それ」は目らしき部位と尻尾と胸部が毒々しく不気味に輝いていた。
 篝火の反射に垣間見える「それ」の姿に、キースは戦慄した。
這いずるように洞窟内を自由に動き回る「それ」に怖れをなし、キースは情けなくも敗走した。
勝てない。
今の装備とオレでは、ヤツに勝てない。
それはハンターとしての本能であったのか。
 なんとか「血石」は規定数採掘でき、クエストは達成できたもの、ヤツの存在が気になった。
ハンターノートにヤツの姿を書き留め、ギルドで確認したところ名前は判明した。
「ギギネブラ」
それがヤツに付けられた名前だった。

     ※       ※       ※
 いやー、最初の遭遇はチョー怖かったです。
なんの情報もないところに、突然見た事も聞いた事もないモンスターが現れて襲いかかってくるのですから。鳥肌が立ちました。
大型モンスターに発見された音楽になった時は、ドスバギィかと思って大油断。
見事カプコンの演出にヤラれた形となって大いにビビリました。
「フルフルちゃん?!」※2
 と、最初は思ったんですが、あんな可愛い(?)ものではなかったです。
平べったくてイモリに似たカラーリング。
蛭(ひる)を思わせる姿が生理的悪寒を喚起するのか。
 でも、闇だと目が光ってカッコいい。
車でいう、最近流行りのL型の目。
スカイラインみたいな感じですね。
 卵をそこら中に産みつけて増殖するのもかなりの恐怖。
 可愛いギィギがあんな巨大なバケモンになるなんて。
大量発生したら人類、終わりじゃないですか。
007.jpg


 そんなわけでギギネブラ退治。
インゴットシリーズに毒無効をつけて臨む村★4クエスト。
武器はハンマーの「ウォーメイス」を選択。
 まだ切断系と打撃系のどっちが有効なのか分からないのもあって、攻撃力が安定しているハンマーをチョイス。最大溜め攻撃を当て続ければなんとなるに違いない!
速攻で捩り殺してやんよー!と意気込んで現地に赴いたものの、採掘の誘惑に勝てずにピッケルで掘れるだけ掘り出す駄目ハンターのキース。
何度か交戦するものの、隙を見て採掘。
 わーい、アイシスメタルもっと出てー!
などとやっているうちに時間が迫っている事に気付く。
やべえ!
 必死に攻撃を当てるが、初戦なのでギギネブラの体力がどんなものか見当もつかない。
なんてこったい。
焦れば焦るほど、攻撃のタイミングを誤ってギギネブラのボディプレスなどで潰される。
残り10分切った。やべー!
 天井に張り付く時間もあるので、攻撃機会は意外と少ない。
側面の壁に取り付いたり天井からのダイビングなど、トリッキーな動きばかりで翻弄される。
そうするうちに残り時間5分を切る。
やべーやべー!
 きっともう弱ってる。
捕獲だ!
捕獲で一気に終わらせてもらうっ!
時計が赤く点滅して気分はウルトラマン※3。
は、はやく怪獣を倒して村に帰らないと死んじゃう〜!
そんな気分で罠に誘うが、スルーして隣の洞窟に移動するギギネブラ。
「ちょっ(涙目)」
 時計はどんどん激しく赤く点滅。
も、もう時間ない〜〜〜!!
だめよだめっ。
諦めたらそこでクエスト失敗ですよ!※4
 気を取り直して移動し、冷静に攻撃を当てにいく。
しかし。
大ダメージを食らっては回復の繰り返し。
こっちの攻撃が効いているのかよくわからない。
当ててはいるのだが、なかなか倒れない。
 時計はバックンバックン点滅。
これは残り時間が1分を切った証。
もう気にするの止めたぜ!
出来る限りの攻撃を続けるッ!
 その覚悟がよかったのか。
体感時間としては1分よりずっと長かったような感じでした。
おそらくは残り数秒でメインターゲット討伐完了のメッセージ。
いやー、危なかった。
強いね、ギギネブラ。
というより、クエストの時間の大半を採掘に裂いてしまったのが原因ではありますが。
そんなキースの初ギギネブラ討伐でした。
毒と粘液まみれ。
次のコミケ※5で出すモンハンのHな本はこれで決まり!と考える変態紳士※6、多数であろうことかな。

今日の教訓『依頼の内容を最優先に!』


■次回予告
 真っ白い地平の向こうから、アイツの影がオレを呼ぶ。
小振りな武器だけで何が出来ると、嗤うアイツを睨みつけ。※7
 白塵の大地に舞い降りる、氷の牙。
鋼鉄の武器に、熱くたぎる血潮を、燃える魂を懸けて。
討つ! アイツを討つ!
アイツの名前は、氷牙竜ベリオロス!


— — — — — — — — — — — — —

※1:あくまで毒々モンスター……B級ホラー映画邦題『悪魔の毒々モンスター』のパロディ。

※2:フルフル……今までのモンスターハンターシリーズにいつも出ていた、洞窟や寒い地域に生息する目のないブヨブヨした飛竜。ずんぐりした体に小振りな翼を持つ。頭部が特徴的で、伸縮自在。よく男性器に見立てられる。体内に発電器官を有し、強烈な電撃を武器とする。

※3:ウルトラマン……円谷プロが1960年代に創作し、世に送り出した特殊撮影ヒーロー番組の宇宙人。ブランクはあるものの、現在も映画やケーブル配信など、様々なメディア展開をする人気シリーズ。初代よりウルトラマンは地球上では3分間程度しか活動できず、限られた時間で怪獣を倒す必要がある設定。3分が迫ると胸のカラータイマーが青から赤い点滅になりピンチが演出され、銀色(消灯?)になると最悪の場合、死んでしまう。その緊張感とここぞという時の大活躍が番組人気の秘密か。

※4:諦めたらそこでクエスト失敗ですよ!……漫画『スラムダンク』に登場する安西監督の名言「諦めたらそこで試合終了ですよ」のパロディ。単行本は持っていませんが、ジャンプをリアルタイムで読んでいました。

※5:コミケ……年2回、夏と冬に臨海副都心・有明の東京ビッグサイトで行われている漫画同人誌即売会。2〜3日構成で、全国から買いに集まる人数は延べ56万人という、日本最大のイベント。何十億というお金が動くらしいですが、ほんの一握りの人以外はみんな収支はマイナスなのが実態です。同好の志士と共に好きな本を作る。それが江戸時代より連綿と紡がれる同人誌の本質であり魂なのであります。低俗がどうしたっ。俺たちゃ、本当に好きなモン作るんでぃ!という気概でひとつ、君も私と本を作りませんか?

※6:変態紳士……最近、各方面でこの言い方が流行ってる感じです。

※7:真っ白い地平の向こうから〜……アニメ「オーバーマン キングゲイナー」のオープニング曲の歌詞のパロディ。カプコンのキャラクターデザイナーだった「あきまん」が関わっている関係で入れてみました。気合いの宿った名曲。
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